“ずず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
数珠76.5%
珠数11.8%
珠數5.9%
念珠5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袈裟けさもなく、法衣ころももなく、数珠ずずさえも手にしていない代り、前の人とついな団扇を持って、はたはたと路傍の花を撫でながら
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
木彫りの羅漢らかんのように黙々と坐りて、菩提樹ぼだいじゅの実の珠数ずず繰りながら十兵衛がらちなき述懐に耳を傾け居られし上人、十兵衛がかしらを下ぐるを制しとどめて、わかりました、よく合点が行きました
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
見付村役人に屆けなどする中一人の旅僧たびそうねずみころもあさ袈裟けさを身にまと水晶すゐしやう珠數ずず片手かたてもちあかざつゑを突て通りかゝりけるが此捨子を見てつゑを止めやがて立寄りつゝ彼小兒せうにそでひろこしなる矢立を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ちやく本繩ほんなはに掛りえりには水晶すゐしやう珠數ずずを掛け馬にりて口に法華經ほけきやう普門品ふもんぼん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持左の手に水晶すゐしやう念珠ずずつまぐりくつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)