“じゆず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珠數36.6%
珠数22.0%
數珠22.0%
数珠17.1%
念珠2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婆奴等ばゝあめら、そつちのはう偸嘴ぬすみぐひしてねえで、佳味うめものつたら此方こつちつてう」先刻さつきくび珠數じゆずいた小柄こがらぢいさんが呶鳴どなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
中がらすの障子のうちには今様いまやう按察あぜち後室こうしつ珠数じゆずをつまぐつて、かぶりの若紫わかむらさき立出たちいづるやと思はるる、その一トかまへが大黒屋の寮なり。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ねずみのぐたりとした帽子ばうしかぶつて、片手かたてつゑみぎ手首てくびに、赤玉あかだま一連いちれん數珠じゆずにかけたのに、ひとつのりん持添もちそへて、チリリリチリリリと、おほきつてらし
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そのとき和尚さんが門のうちから走り出して、何やらお経を読みながら悪魔の頭を数珠じゆずで打ちますと、悪魔の姿はけむのやうになつて、消えてしまひました。
豆小僧の冒険 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
恰度お祈りする時に、念珠じゆずを爪繰るやうにして。