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珠数
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ずず
ふりがな文庫
“
珠数
(
ずず
)” の例文
旧字:
珠數
岸本は節子に
珠数
(
ずず
)
を贈った。幾つかの透明な硝子の
珠
(
たま
)
をつなぎ合せて、青い
清楚
(
せいそ
)
な
細紐
(
ほそひも
)
に
貫通
(
とお
)
したもので、女の持つ物に
適
(
ふさ
)
わしく出来ていた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
木彫りの
羅漢
(
らかん
)
のように黙々と坐りて、
菩提樹
(
ぼだいじゅ
)
の実の
珠数
(
ずず
)
繰りながら十兵衛が
埒
(
らち
)
なき述懐に耳を傾け居られし上人、十兵衛が
頭
(
かしら
)
を下ぐるを制しとどめて、わかりました、よく合点が行きました
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
入口の
片隅
(
かたすみ
)
には、
故国
(
くに
)
の方の娘達にしても
悦
(
よろこ
)
びそうな白と薄紫との木製の
珠数
(
ずず
)
を売る
老婆
(
ばあさん
)
があった。その老婆も仏蘭西人だ。岸本は本堂の天井の下に立って見た。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
唯
珠数
(
ずず
)
だけが無かった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
“珠数”で始まる語句
珠数繋
珠数屋
珠数玉
珠数生
珠数懸
珠数珠
珠数継
珠数子釣
珠数掛鳩