“手操”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たぐ60.0%
たく20.0%
てぐ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからそれと手操（たぐ）って行って、その徒党の正体と、徒党の根拠のあり場所とその人数などを知りたいのだが、肝腎の娘の素姓も住居も、今に一向知れないとあっては
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
いきなり引（ひ）つ手操（たく）つて自分の頭と足とに、それを穿（は）めるかも知れない。「俺（わし）は構はん、俺（わし）は医者だからな。」と言つて。
茶話：02 大正五（一九一六）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
露路の奥から手操（てぐ）りで運びだし、五十雄君は籐椅子もろとも上荷（うわに）に積み、向山町のせせっこましい町角から走りだそうとすると、両隣りのおかみさん、通りの魚屋のお嫁さん
我が家の楽園 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)