あと)” の例文
鬼は、手拭てぬぐいで堅く両眼りょうがんを閉められて、その石の間に立たされた。してあとのものは、足音を立てずに何処どこへか隠れてしまった。
過ぎた春の記憶 (新字新仮名) / 小川未明(著)
……れぞはや御領主樣ごりゃうしゅさまへ。カピューレットどのゝやしきへもはしった。モンタギューどのをおこしてい。あとものは、さがせ/\。
しきりとおどし文句を並べ掛合って居りまするが、其の内に深く顔を包んで上座に居る奴がかしらで、あとは手下と見えまするから、此奴こいつから先に片付けよういうので、仙太郎が五人力の力を半棒に込めて