“他村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たそん25.0%
たむら25.0%
よそむら25.0%
ほかむら12.5%
よそ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先刻さっき貴方あんたは本堂へお賽銭をお上げなすったから、それでもう沢山でございます、御参詣の方はみんなお馴染になって、他村たそんのお方が来てもあがり込んで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
殺害せつがい仕つりし儀は一かうおぼえも無是候と申けるに大岡殿しからば半左衞門方にて他村たむら宿々しゆく/″\の泊り吟味ぎんみは致したで有うと有し時富右衞門おそれながら其儀は一向御取上とりあげなく只々煙草入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もと他村よそむらの者であるが、この村に医者が一人も無いのを見込んで一昨年をととしの秋、この古家を買つて移つて来た、生村うまれむらでは左程の信用もないさうだが、根が人好のする男で
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「そんでも、他村ほかむらからんだつてつけぞ、支度したくしてんだつて今日けふ頭髮あたまつてゝいたんだぞ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そりゃ、皆他村よその衆じゃ。
義民甚兵衛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)