“たむら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田村75.0%
他村16.7%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云う消息しょうそくに通じている洋一は、わざと長火鉢には遠い所に、黙然もくねんと新聞をひろげたまま、さっき田村たむらに誘われた明治座の広告を眺めていた。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うちにいれば小言べえ云われるので、外へ出て泣々歩くから村の者べえじゃアねえ他村たむらの者にまで、泣き多助と名を附けられるのもおめえさまが宜くねえからだ、多助さんは現在あなたの甥じゃアねえか
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一にいはく、やはらぎを以て貴しとし、さかふこと無きをむねと為せ。人皆たむら有り、またさとれる者少し。これを以て、或は君父きみかぞしたがはずして隣里さととなりたがふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)