“宿々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくじゅく52.9%
しゅくしゅく23.5%
しゆく/″\17.6%
しゅく/″\5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿々しゅくじゅくの泊りでは、できるだけ少なく食い、小さくなって眠り、呼べば、かならずひと声で飛んできて、まめまめしい挨拶をする。
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その宿々しゅくしゅくにあたる入間川、所沢(古くは野老沢ところざわとも書く)、恋ヶ窪などには、例外なく、遊女のねぐらもあったし、また立川には、当時
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殺害せつがい仕つりし儀は一かうおぼえも無是候と申けるに大岡殿しからば半左衞門方にて他村たむら宿々しゆく/″\の泊り吟味ぎんみは致したで有うと有し時富右衞門おそれながら其儀は一向御取上とりあげなく只々煙草入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
主人はまあそれでもいゝとして、その家来共までが御用の二字をかさにきて、道中の宿々しゅく/″\を困らせてあるいたのは悪いことでした。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)