“しゆく/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殺害せつがい仕つりし儀は一かうおぼえも無是候と申けるに大岡殿しからば半左衞門方にて他村たむら宿々しゆく/″\の泊り吟味ぎんみは致したで有うと有し時富右衞門おそれながら其儀は一向御取上とりあげなく只々煙草入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
智山 あたかも鎌倉の將軍が上洛の道筋とて、宿々しゆく/″\は以てのほかの混雜、われ等のやうな痩法師はこゝでもかしこでも追ひ散され、いやさん/″\の目に逢ひ申したよ。はゝゝゝゝ。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
なんたくみもないが、松並木まつなみきあひ宿々しゆく/″\山坂やまさかけ、道中だうちう風情ふぜいごとし。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)