“他(こと)” の例文
先づ喜(うれ)しきここちしてあゆむに、家は故(もと)にかはらであり、人も住むと見えて、古戸(ふるど)の間(すき)より灯火の影もれて輝(きら)々とするに、八二他(こと)人や住む、もし八三其の人や在(いま)すかと心躁(さわが)しく
我が歌は拙(つた)なかれどもわれの歌他(こと)びとならぬこのわれの歌
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)