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『大衆物寸観』
ふりがな文庫
『
大衆物寸観
(
たいしゅうものすんかん
)
』
中里介山氏の「大菩薩峠」は、実に素晴らしい作である。大デュマなんか飛び越している。だがユーゴーを持って来るのは、まだ少し早いかも知れない。机龍之介の性格描写は、前古未曾有といっていい、筋の通った登場人物が、廿人ぐらいはあるだろうが、それぞれ …
著者
国枝史郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「名古屋新聞」1926(大正15)年1月6日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
等
(
ひとし
)
然
(
そ
)
為
(
し
)
所謂
(
いわゆ
)
或
(
あるい
)
度
(
た
)
他
(
た
)
縮尻
(
しくじ
)
斯
(
こ
)
廿
(
にじゅう
)
夫
(
そ
)
洵
(
まこと
)
顫
(
ふる
)
迄
(
まで
)
些
(
いささ
)
何
(
ど
)
矢鱈
(
やたら
)
矢張
(
やは
)
併
(
しか
)
無暗
(
むやみ
)
匹儔
(
ひっちゅう
)
屹度
(
きっと
)
殆
(
ほとん
)
是
(
これ
)
塩梅
(
あんばい
)
寧
(
むし
)
恰度
(
ちょうど
)
将
(
まさ
)
尤
(
もっと
)