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手段
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しゅだん
ふりがな文庫
“
手段
(
しゅだん
)” の例文
それだけかれは
不屈不撓
(
ふくつふとう
)
の
気魄
(
きはく
)
をもっているのだが、ときとして負けるのがいやさにずいぶん
卑劣
(
ひれつ
)
な
手段
(
しゅだん
)
を用うることがある。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
どうしても、いかなる
手段
(
しゅだん
)
をもって、石に
噛
(
か
)
みついても! 伊那丸をたすけなければ
意義
(
いぎ
)
がない!
武士道
(
ぶしどう
)
がない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然るに京王電鉄は、一方
先棒
(
さきぼう
)
の村内有力者某々等をして頗る猛烈に運動せしむると共に、一方田夫野人何事をか
仕出来
(
しでか
)
さんと
高
(
たか
)
を
括
(
くく
)
って
高圧的
(
こうあつてき
)
手段
(
しゅだん
)
に出た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
こんなわからずやのおやじがいては、とてもじぶんの
研究
(
けんきゅう
)
をこのままぶじにつづけることはできない、とわかったので、ぼくはすぐにつぎの
手段
(
しゅだん
)
を考えだした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
その名がいかに広まるとも、勝利にあらずして敗北なりと思い、これに反し自分の
同僚
(
どうりょう
)
友人が
潔
(
いさぎよ
)
からざる
手段
(
しゅだん
)
を
弄
(
ろう
)
して巨万の富を積み、高位に上るとも、また
名声
(
めいせい
)
を海外に
轟
(
とどろ
)
かすとも
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
「なんの
手段
(
しゅだん
)
をめぐらす時間もない。ただ、
群集
(
ぐんしゅう
)
のなかにまぎれて、せつなに、
矢来
(
やらい
)
のなかへ
斬
(
き
)
りこみ、
若君
(
わかぎみ
)
をはじめふたりの
盟友
(
めいゆう
)
を
救
(
すく
)
いだすばかり」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このうえは、いっこくもはやく、あの垢離堂から
社家
(
しゃけ
)
へおうつし申しあげ、また、
付人
(
つきびと
)
の忍剣とやらの
神縛
(
しんばく
)
もといて
謝罪
(
しゃざい
)
するよりほかに
手段
(
しゅだん
)
はなかろう
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“手段”の意味
《名詞》
手 段(しゅだん)
ある目的を実現させるための方法。
(出典:Wiktionary)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
段
常用漢字
小6
部首:⽎
9画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭