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好
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ごの
ふりがな文庫
“
好
(
ごの
)” の例文
一体
何
(
ど
)
うなんだ。あの女を貰ふ気はないのか。
好
(
い
)
いぢやないか
貰
(
もら
)
つたつて。さう
撰
(
え
)
り
好
(
ごの
)
みをする程女房に重きを置くと、何だか
元禄
(
げんろく
)
時代の色男の様で可笑しいな。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
薬研堀
(
やげんぼり
)
の
不動様
(
ふどうさま
)
へ、
心願
(
しんがん
)
があっての
帰
(
かえ
)
りがけ、
黒
(
くろ
)
八
丈
(
じょう
)
の
襟
(
えり
)
のかかったお
納戸茶
(
なんどちゃ
)
の
半合羽
(
はんがっぱ
)
に
奴蛇
(
やっこじゃ
)
の
目
(
め
)
を
宗
(
そう
)
十
郎
(
ろう
)
好
(
ごの
)
みに
差
(
さ
)
して、
中小僧
(
ちゅうこぞう
)
の
市松
(
いちまつ
)
を
供
(
とも
)
につれた、
紙問屋
(
かみどんや
)
橘屋
(
たちばなや
)
の
若旦那
(
わかだんな
)
徳太郎
(
とくたろう
)
の
眼
(
め
)
は
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
試みに
西川一草亭
(
にしかわいっそうてい
)
一門の生けた花を見れば、いかに草と木と、花と花と、花と花器とのモンタージュの洗練されうるかを知ることができる。文人風や
遠州
(
えんしゅう
)
好
(
ごの
)
みの床飾りもやはりそうである。
映画雑感(Ⅰ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
座敷には美しい
妓
(
をんな
)
の
幾人
(
いくたり
)
かが人形のやうに
列
(
なら
)
んでゐたが、
画家
(
ゑかき
)
はそのなかの一人を
選
(
え
)
り
好
(
ごの
)
みして、頻りと杯の
取
(
と
)
り
遣
(
や
)
りをしてゐた。骨董屋は
飯事
(
まゝごと
)
のやうなその
振
(
ふり
)
を見て、腹のなかで笑つてゐた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
第二は、松山がスポーツ
好
(
ごの
)
みで
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
議論にならなくっても、事実の上で、あたしの方が由雄さんに勝ってるんだから仕方がない。いろいろ
選
(
え
)
り
好
(
ごの
)
みをしたあげく、お嫁さんを貰った後でも、まだ選り好みを
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“好”を含む語句
恰好
不好
嗜好
好事
好事家
相好
好男子
好漢
好奇
格好
好意
好者
好色
好々
大好
好悪
好奇心
好人物
好物
好機
...