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好
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よく
ふりがな文庫
“
好
(
よく
)” の例文
お
上邸
(
かみやしき
)
と違ってお
長家
(
ながや
)
も広いのを頂戴致す事になり、重役の気受けも宜しく、男が
好
(
よく
)
って程が
善
(
い
)
いから老女や中老までも
誉
(
ほ
)
めそやし
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、
凡
(
およ
)
そ二時間ばかりも、何か
諄々
(
くどくど
)
と
教誨
(
いいきか
)
せていたが、
爾後
(
それから
)
は、どうしたものか、急に
母子
(
おやこ
)
の折合が
好
(
よく
)
なッて来た。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
今年は菊も
好
(
よく
)
出來たけれど御客も遊ばさぬ位、
御茶
(
おちや
)
の會御道具の會、隨分
忙敷時
(
せはしいとき
)
なれどまるで、火が消たやう、私らも樂すぎて勿體無早く
全快
(
おなをり
)
遊
(
あそ
)
ばすやうにと祈つては
居
(
をる
)
けれ共
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
十二三歳より
太布
(
ふとぬの
)
をおりならはす、およそ十五六より二十四五歳までの女
気力
(
きりよく
)
盛
(
さかん
)
なる
頃
(
ころ
)
にあらざれば上
品
(
ひん
)
の縮は
機工
(
きかう
)
を
好
(
よく
)
せず、
老
(
おい
)
に
臨
(
のぞん
)
では
綺面
(
はたづら
)
に
光沢
(
つや
)
なくして
品質
(
しながら
)
くだりて見ゆ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「ねえ、お定、桜井さんは御
容子
(
ようす
)
が
好
(
よく
)
っていらっしゃるから……」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
能々
(
よく/\
)
見るに殊の
外
(
ほか
)
大掛
(
おほがか
)
りなりしかば心中大に悦び段右衞門に向かひて我等此節は
不仕合
(
ふしあは
)
せにて諸事に
運惡
(
うんわる
)
く
資本
(
もとで
)
まで
負
(
まけ
)
失
(
うしな
)
ひたり因て此藤澤宿迄
故意
(
わざ/\
)
無心
(
むしん
)
に來しなり又我等が
仕合
(
しあはせ
)
好
(
よく
)
ば
返濟
(
へんさい
)
すべき
間
(
あひだ
)
暫時
(
しばらく
)
の
中
(
うち
)
金子五十兩
貸給
(
かしたま
)
はれと申ければ段右衞門も大事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
差当
(
さしあた
)
って別にどうも面白い話もないが、医者は
此様
(
こん
)
な
穢
(
きたな
)
い
身装
(
みなり
)
をして居てはいけません、医者は
居
(
い
)
なりと云うて、玄関が立派で、身装が
好
(
よく
)
って立派に見えるよう
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
送りけるが娘お幸は
今年
(
ことし
)
十七歳となり
尋常
(
なみ/\
)
の者さへ山茶も
出端
(
でばな
)
の年頃なるに
況
(
まして
)
や
生質
(
うまれつき
)
色白
(
いろしろ
)
にして
眼鼻
(
めはな
)
だち
好
(
よく
)
愛敬
(
あいきやう
)
ある
女子
(
をなご
)
なれば
兩親
(
りやうしん
)
は手の
中
(
うち
)
の
玉
(
たま
)
の如くに
愛
(
いつく
)
しみ
手跡
(
しゆせき
)
縫針
(
ぬひばり
)
は勿論淨瑠璃三味線も心安き方へ頼み
習
(
ならは
)
せ樂み
暮
(
くら
)
して居ける處に
一日
(
あるひ
)
長八は淺草觀音へ參詣なし夫より上野の大師へ參らんと
車坂
(
くるまざか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“好”を含む語句
恰好
不好
嗜好
好事
好事家
相好
好男子
好漢
好奇
格好
好意
好者
好色
好々
大好
好悪
好奇心
好人物
好物
好機
...