“教誨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうかい75.0%
いいきか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大祭日には「教誨きょうかい」で教誨師の話の後で、浪花節なにわぶしのレコードなどをかけて聴かしてくれた。また昼飯の後、大福餅をくれた。
その人 (新字新仮名) / 小山清(著)
今わしの前には、この刑務所の親切な教誨きょうかい師が、わしの長物語が始まるのを、にこやかな笑顔で待受けておられる。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、およそ二時間ばかりも、何か諄々くどくど教誨いいきかせていたが、爾後それからは、どうしたものか、急に母子おやこの折合がよくなッて来た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)