“丸髭”の読み方と例文
読み方割合
まるまげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両鬢りやうびんを首人形のやうに張り出した丸髭まるまげなんぞに結つて、私はこの細君とおきかへられてゐたのだらうか——と思ふと、可笑おかしくてならなかつた。
念仏の家 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)
「お師匠さん、その御遠慮には及びませんよ」といいながら、庭先の枝折戸しおりどを開けて、つかつかとはいって来たのは、大丸髭まるまげった二十七八の水も垂れるような美女であった。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)