“騰上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あが33.3%
たうじやう33.3%
とうじやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、だんだん金高かねだか騰上あがってゆくのにしたがって、人気が上っていって、一流のお茶やさんから引っぱりだこにされていた。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
手もて探りて漸く進むに、石土の熱きを覺ゆるに至りぬ。巖罅がんかよりは白き蒸氣騰上たうじやうせり。既にして平滑なる地を見る。こは二日前に流れ出でたる熔岩なり。
道は一苑を過ぎて、巖壁と激流との間なる街樾なみきに入りぬ。その木は皆鬱蒼たる橄欖なり。これを行く間、われは早く水沫みなわの雲の如く半空に騰上とうじやうして、彩虹の其中に現ぜるを見き。