“騰波鼓浪”の読み方と例文
読み方割合
とうはころう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その沸、魚目(一一)のごとく、すこし声あるを一沸となし、縁辺の涌泉蓮珠ゆうせんれんしゅ(一二)のごとくなるを二沸となし、騰波鼓浪とうはころう(一三)を三沸となしている。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
湯が沸いて「四辺泉のくが如く」「たまを連ぬるが如く」になつた。もうすこしすると「騰波鼓浪とうはころうの節に入り、ここに至つて水の性消えすなわち茶を煮べき」湯候ゆごろなのである。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)