『最後の一句』
元文三年十一月二十三日の事である。大阪で、船乘業桂屋太郎兵衞と云ふものを、木津川口で三日間曝した上、斬罪に處すると、高札に書いて立てられた。市中到る處太郎兵衞の噂ばかりしてゐる中に、それを最も痛切に感ぜなくてはならぬ太郎兵衞の家族は、南組堀 …
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「中央公論」1915(大正4)年10月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約18分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約30分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
母樣
些
遣
貫木
剛
起
未
萎
蹲
入牢
逢
命乞
御構
縱
高札
不束
鋒
詰衆
詰所
頻
穉
生先
願書
城代
敲
教唆
所爲
伺中
元文
賺
赤子
同心
厄難
南組
公事
里方
媼
人傳
餘所
下刻
請
日延
役向
情僞
與力
背後
繰言
憑
成意
睜
痩肉
死罪
曝
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