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命乞
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いのちご
ふりがな文庫
“
命乞
(
いのちご
)” の例文
「こいつらは木津川口でさらし物になっている桂屋太郎兵衛の子供でございます。親の
命乞
(
いのちご
)
いをするのだと言っています」
最後の一句
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しかし、ある事件のため、時の王様の怒りに触れて、
将
(
まさ
)
に
斬罪
(
ざんざい
)
に処せられんとしたのです。その時、彼は何を思ってか、七日間の
命乞
(
いのちご
)
いをいたしました。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
もし
重盛
(
しげもり
)
が
命乞
(
いのちご
)
いをしなかったら、女や幼い者さえも
免
(
のが
)
れることができなかったでしょう。奥方は若君と
姫
(
ひめ
)
君とを
伴
(
ともの
)
うて
鞍馬
(
くらま
)
の奥に身をお
隠
(
かく
)
しなされました。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
でも
心
(
こころ
)
から
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
に
思
(
おも
)
いましたから、
時
(
とき
)
を
移
(
うつ
)
さず一
生
(
しょう
)
懸命
(
けんめい
)
になって
神様
(
かみさま
)
に
命乞
(
いのちご
)
いの
祈願
(
きがん
)
をかけましたが、
何分
(
なにぶん
)
にも
相当
(
そうとう
)
手遅
(
ておく
)
れになって
居
(
お
)
りますので、
神界
(
しんかい
)
から
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
宮内
(
くない
)
の
命乞
(
いのちご
)
いにその首だけはやっとつながった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そこへけさになって、宿直の
与力
(
よりき
)
が出て、
命乞
(
いのちご
)
いの願いに出たものがあると言ったので、佐佐はまずせっかく運ばせた事に邪魔がはいったように感じた。
最後の一句
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
乞
常用漢字
中学
部首:⼄
3画
“命”で始まる語句
命
命令
命婦
命冥加
命中
命名
命数
命懸
命日
命拾