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『朴の咲く頃』
ふりがな文庫
『
朴の咲く頃
(
ほおのさくころ
)
』
あたりはしいんとしていて、ときおり谷のもっと奥から山椒喰のかすかな啼き声が絶え絶えに聞えて来るばかりだった。そんな谷あいの山かげに、他の雑木に雑って、何んの木だか、目立って大きな葉を簇がらせた一本の丈高い木が、その枝ごとに、白く赫かしい花を …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝春秋」1941(昭和16)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
乞
(
ごい
)
横川
(
よこがわ
)
在
(
ざい
)
畢
(
お
)
反
(
かえ
)
喧嘩
(
げんか
)
或
(
あるい
)
赫
(
かがや
)
一目
(
いちもく
)
主
(
あるじ
)
仲違
(
なかたがい
)
匂
(
におい
)
度
(
たび
)
日向
(
ひゅうが
)
溜
(
た
)
申訣
(
もうしわ
)
真向
(
まむき
)
簇
(
むら
)
纒
(
まとま
)
頼
(
たよ
)
駐
(
と
)
丈高
(
たけたか
)
三枝
(
さいぐさ
)
丹誠
(
たんせい
)
乾
(
かわ
)
亡
(
な
)
今年
(
ことし
)
何処
(
どこ
)
俤
(
おもかげ
)
傷
(
いた
)
先
(
ま
)
其処
(
そこ
)
冬籠
(
ふゆごも
)
南瓜
(
かぼちゃ
)
厭
(
いや
)
取壊
(
とりこわ
)
叱
(
しか
)
合槌
(
あいづち
)
呆
(
あき
)
呶鳴
(
どな
)
啼
(
な
)
因業
(
いんごう
)
圭子
(
けいこ
)
垣間
(
かいま
)
堪
(
たま
)
塩梅
(
あんばい
)
夜鷹
(
よたか
)
奴
(
やつ
)
妾
(
めかけ
)
嫁
(
とつ
)
宏壮
(
こうそう
)
寒々
(
さむざむ
)
寝転
(
ねころ
)
小径
(
こみち
)
嵐
(
あらし
)
怖気
(
おじけ
)
怪訝
(
けげん
)
息子
(
むすこ
)
慍
(
おこ
)
或
(
ある
)
拵
(
こしら
)
指
(
さ
)
指図
(
さしず
)
挙句
(
あげく
)
捉
(
とら
)
揉
(
も
)
故
(
ゆえ
)
料簡
(
りょうけん
)
旦那
(
だんな
)
暢気
(
のんき
)
暫
(
しばら
)
朴
(
ほお
)
棚
(
たな
)
楓
(
かえで
)
楢
(
なら
)
樅
(
もみ
)
櫨
(
はぜ
)
欲
(
ほ
)
止
(
や
)
此処
(
ここ
)
歯朶
(
しだ
)
殆
(
ほとん
)
毛唐
(
けとう
)
流行
(
はや
)
涸
(
か
)
溜
(
たま
)
漸
(
ようや
)
潜
(
くぐ
)
潺々
(
せんせん
)
瀟洒
(
しょうしゃ
)
炊
(
た
)
炬燵
(
こたつ
)
焚
(
た
)
煙管
(
きせる
)
爺
(
じい
)
犀星
(
さいせい
)
球
(
たま
)
環
(
わ
)
生籬
(
いけがき
)
甥
(
おい
)