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檜
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ひ
ふりがな文庫
“
檜
(
ひ
)” の例文
鎌倉時代には、ここの檜が都へ送られ、仏師の彫刀に刻まれたらしい史証もあるとか。で、観心寺には、
檜
(
ひ
)
ノ
尾山
(
おさん
)
の山号もある。
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
好い松の樹
檜
(
ひ
)
の樹も兎角に何かの縁で
心
(
しん
)
が折られたり止められたりして、そして十二分の発達をせずに異様なものになって終うのが世の常である。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
いけて置いた
丹波栗
(
たんばぐり
)
が芽を出す。何やらかやら皆大きくなり、おまけに隣地の
檜
(
ひ
)
の木までが林のように茂って来て、目隠しにはよいが日陰が多くなった。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
庭の
清潔
(
きれい
)
なこと、赤松の一と抱えもあるのがあり、其の下に
白川御影
(
しらかわみかげ
)
の
春日燈籠
(
かすがどうろう
)
があり、
檜
(
ひ
)
の木の
植込
(
うえご
)
み
錦木
(
にしきゞ
)
のあしらい、下草の様子、何やかや
申分
(
もうしぶん
)
なく
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
僕はもう十年あまり前、確か久米正雄氏と一しよに「
草土社
(
さうどしや
)
」の展覧会を見物した後、久米氏の「この庭の
檜
(
ひ
)
の
木
(
き
)
を見ても、『草土社』的に見えるのは不思議だよ」
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
雪之丞の官女が、花道の七三にかかって、
檜
(
ひ
)
おうぎをかざしたとき、東桟敷の紫幔幕の下に、そッとつつましく坐った、高島田の美女のひとみに、ありありと、讃嘆のかがやきが漲った。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
はだらかに雪の見ゆるは
檜
(
ひ
)
の森の黒木の山に降れる故にぞ
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
黒き
檜
(
ひ
)
の沈静にして
現
(
うつ
)
しけき、花をさまりて
後
(
のち
)
にこそ観め
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
矛杉
(
ほこすぎ
)
を、
檜
(
ひ
)
のつらなみを
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
その一つは板葺き一派の三角のゆるい
扁
(
ひら
)
たいもので、ささ板やこけら板で葺いたのから、
檜
(
ひ
)
はだ、
杉皮
(
すぎかわ
)
の屋根まであり、現在さかんに建っている
瓦葺
(
かわらぶ
)
きもその中にふくめてよい。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
檜
(
ひ
)
の縄のはらはらに
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“檜(ヒノキ)”の解説
ヒノキ(檜木/檜/桧、学名:Chamaecyparis obtusa)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。人工林として多く植栽されている。
(出典:Wikipedia)
檜
漢検準1級
部首:⽊
17画
“檜”を含む語句
唐檜
黒檜
檜皮葺
檜扇
檜原
檜肌葺
檜葉
檜木笠
檜笠
檜物町
檜林
檜皮
檜山
檜皮色
秦檜
檜町
檜橋
白檜
檜垣
檜木
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