“くぬぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
78.1%
12.5%
1.6%
1.6%
櫟木1.6%
1.6%
櫪木1.6%
歴木1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒石でつつまれた高みの上に、りっぱな赤松あかまつが四、五本森をなして、黄葉したくぬぎがほどよくそれにまじわっている。
河口湖 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
荘子はそういう雑沓ざっとうには頓着とんちゃくなく櫟社の傍からぬっと空に生えているくぬぎの大木を眺め入って居た。
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「…………。」足許でくぬぎの朽葉の風にひるがへつてゐるのが辰男の目についてゐた。いやにわびしい氣持になつた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
「………」足許でくぬぎの朽葉の風にひるがえっているのが辰男の目についていた。いやにわびしい気持になった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
秋山やくぬぎをはじきささを分け
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
それはくぬぎからを踏んだので、踏まれた殻は平らにへし潰された。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
櫟木くぬぎ、山口の両軍曹に命じて火を挙げさせようとしたが、折あしく此夜は、微風も起たない穏かな夜なので、容易に火が挙らない。
田原坂合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たとえば東京などでは、この二月の初めの土曜日が初雪で、それが野山の松やくぬぎの蔭にきらめいて、かえって青空の光を明るくした。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「……五十八年の夏五月さつき荒陵あらはか松林まつばやしの南の道にあたりて、忽に二本ふたもと櫪木くぬぎ生ひ、路をはさみて末合ひたりき」と本に書いてある。
大へび小へび (新字旧仮名) / 片山広子(著)
ここに香坂かごさかの王、歴木くぬぎに騰りいまして見たまふに、大きなる怒り猪出でて、その歴木くぬぎを掘りて、すなはちその香坂かごさかの王をみつ。