“がんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紈扇50.0%
頑癬50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「世の中が古くなって、よごれたか」と聞けば「よごれました」と紈扇がんせんかろ玉肌ぎょっきを吹く。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ナポレオンの田虫は頑癬がんせんの一種であった。それはあらゆる皮膚病の中で、最も頑強がんきょうかゆさを与えて輪郭的に拡がる性質をもっていた。けば花弁を踏みにじったような汁が出た。
ナポレオンと田虫 (新字新仮名) / 横光利一(著)