“頑民”の読み方と例文
読み方割合
がんみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しからばすなわちわが自由主義の率先者もその隠秘なる脳中は依然たる封建の頑民がんみんたるに過ぎざるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この正義公道は二十世紀に至ってたしかに明確に解釈せられつつあって、かの桑港サンフランシスコに於ける頑民がんみんの挙動の如きは、ただ十九世紀上半の迷夢が米国の一部に残留しておったもので
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
頑民がんみんは殺し尽すべし、遺老は寿命が来れば死ぬ。辮子はもはやとどめ得た。こうよう(長髪賊の領袖りょうしゅう)がまたもや騒ぎ出した。わたしの祖母がかつて語った。その時の人民ほどつらいものはない。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)