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僚友
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りょうゆう
ふりがな文庫
“
僚友
(
りょうゆう
)” の例文
「いよいよ来るねッ」丸の内の会社から退けて、郊外中野へ帰ってゆく若い
勤人
(
つとめにん
)
が、一緒に高声器の前に駆けこんだ
僚友
(
りょうゆう
)
に呼びかけた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
片手で木の根や枝をつかみ僅かに身体を支えて歩き悩みながら、先刻何気なく呟いた言葉の意味が
執拗
(
しつよう
)
に胸にからむのを彼は感じ始めていた。アパリに居た頃の彼の
僚友
(
りょうゆう
)
の大半は既に亡い。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
二人は元々K県出の、たいへん仲の善い
僚友
(
りょうゆう
)
だったが、あの事件の時から一年程前に、儂も
識
(
し
)
っているがAという若い女が、二人の間近かに現われてからというものは、急に二人は
背
(
そむ
)
いて行った。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
一同はサッと
其
(
そ
)
の
場
(
ば
)
を散りました。家の中に引かえすもの、門の方へ行くもの、
木立
(
こだち
)
の中へ入るもの——
僚友
(
りょうゆう
)
の名を呼びつつ
大捜索
(
だいそうさく
)
にかかりました。しかし黒田警官の姿は
何処
(
どこ
)
にも見当りません。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
僚
常用漢字
中学
部首:⼈
14画
友
常用漢字
小2
部首:⼜
4画
“僚”で始まる語句
僚機
僚艇
僚艦
僚兵
僚将
僚船