トップ
>
勤
>
つと
ふりがな文庫
“
勤
(
つと
)” の例文
營
(
いとな
)
み
七日々々
(
なぬか/\
)
の
追善供養
(
つゐぜんくやう
)
も心の及ぶだけは
勤
(
つと
)
めしが何分男の手一ツで
幼
(
をさな
)
き者の
養育
(
やういく
)
に
當惑
(
たうわく
)
し
晝
(
ひる
)
は漸く
近所
(
きんじよ
)
隣
(
となり
)
に
貰
(
もら
)
ひ
乳
(
ちゝ
)
などし
夜
(
よる
)
は
摺粉
(
すりこ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
だが、犯罪の裏には
殆
(
ほとん
)
ど例外なく恋がある。その犯罪の解決に当る探偵家が、恋知らずの
木念人
(
ぼくねんじん
)
でどうして
勤
(
つと
)
まるものぞ、とも云える。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
お
勤
(
つと
)
めがらに
對
(
たい
)
しても、
聊
(
いさゝ
)
か
取
(
とり
)
つくろはずばあるべからずと、
胸
(
むね
)
のひもだけはきちんとしてゐて……
暑
(
あつ
)
いから
時々
(
とき/″\
)
だらける。……
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
役場
(
やくば
)
へ
勤
(
つと
)
めてからも、まじめ一
方
(
ぽう
)
に
働
(
はたら
)
くばかりでした。しかし、なにか、うまいものが
彼
(
かれ
)
の
手
(
て
)
に
入
(
はい
)
ると、だれの
前
(
まえ
)
もはばからず、きっと
万の死
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おなじ
宿
(
やど
)
に木村篤迚、今新潟始審裁判所の判事
勤
(
つと
)
むる人あり。臼井六郎が事を
詳
(
つまびらか
)
に知れりとて物語す。
面白
(
おもしろ
)
きふし一ツ二ツかきつくべし。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
長吉
(
ちやうきち
)
は
髯
(
ひげ
)
を
生
(
はや
)
した
堅苦
(
かたくる
)
しい
勤
(
つと
)
め
人
(
にん
)
などになるよりも、自分の好きな
遊芸
(
いうげい
)
で世を渡りたいと
云
(
い
)
ふ。それも一生、これも一生である。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
皇孫命様
(
こうそんのみことさま
)
、
竜神様
(
りゅうじんさま
)
、
又
(
また
)
産土神様
(
うぶすなかみさま
)
を
礼拝
(
らいはい
)
し、
今日
(
きょう
)
一
日
(
にち
)
の
任務
(
つとめ
)
を
無事
(
ぶじ
)
に
勤
(
つと
)
めさせて
下
(
くだ
)
さいますようにと
祈願
(
きがん
)
を
籠
(
こ
)
めることにしました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
次の日曜がまた幸いな暖かい
日和
(
ひより
)
をすべての
勤
(
つと
)
め
人
(
にん
)
に恵んだので、敬太郎は朝早くから須永を尋ねて、郊外に
誘
(
いざ
)
なおうとした。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いつになく元
氕
(
き
)
のいい、明るい
顏付
(
かほつき
)
で
勤
(
つと
)
め先から
帰
(
かへ
)
つて※たM
会社員
(
くわいしやゐん
)
の青木さんは、山の
手
(
て
)
のある
靜
(
しづ
)
かな
裏通
(
うらとほ
)
りにある
我家
(
わがや
)
の門口をはひると
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
御機嫌
(
ごきげん
)
に
違
(
ちが
)
ひたらば
夫
(
そ
)
れまでとして
遊
(
あそ
)
びの
代
(
かは
)
りのお
暇
(
いとま
)
を
願
(
ねが
)
ひしに
流石
(
さすが
)
は
日頃
(
ひごろ
)
の
勤
(
つと
)
めぶりもあり、一日すぎての
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
、
早
(
はや
)
く
行
(
ゆ
)
きて
早
(
はや
)
く
歸
(
かへ
)
れと
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
商売に来たのも、見物に来たのも、
泊
(
とま
)
り客は
大抵
(
たいてい
)
外出してしまう。下宿している
勤
(
つと
)
め
人
(
にん
)
たちも勿論午後までは帰って来ない。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小田島傳藏老人の三十何年を始め
大抵
(
たいてい
)
は五年十年と
勤
(
つと
)
めた者ばかり、一番短いので一年以上ですから、主人を怨む者があらうとも思はれません。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
リーズはモルヴァンのかの女のうちへ行って
養
(
やしな
)
われることになった。アルキシーはセヴェンヌ山のヴァルスで
鉱夫
(
こうふ
)
を
勤
(
つと
)
めているおじの所へ行く。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
いつの間にか十五の少年の姿に戻された僕は、カビ博士とその学生たちの前で、さんざんに標本として
勤
(
つと
)
めさせられた。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その菖蒲模様を背景に
禅
(
ぜん
)
の
勤
(
つと
)
めの鳴物、引抜きで浅黄の襦袢ひとつになって圓朝は、ものの見事な立廻りを見せた。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
勘次
(
かんじ
)
とお
品
(
しな
)
は
相思
(
さうし
)
の
間柄
(
あひだがら
)
であつた。
勘次
(
かんじ
)
が
東隣
(
ひがしどなり
)
の
主人
(
しゆじん
)
に
傭
(
やと
)
はれたのは十七の
冬
(
ふゆ
)
で十九の
暮
(
くれ
)
にお
品
(
しな
)
の
婿
(
むこ
)
に
成
(
な
)
つてからも
依然
(
いぜん
)
として
主人
(
しゆじん
)
の
許
(
もと
)
に
勤
(
つと
)
めて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
人間の罪をひとりに引受けた孤獨の老僧と見立てる
楡
(
にれ
)
の
木
(
き
)
よ、
祈念
(
きねん
)
を
勤
(
つと
)
める
楡
(
にれ
)
の木、潮風はゴモラ
人
(
びと
)
の涙より
鹹
(
から
)
い。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
要吉が
徴兵検査
(
ちょうへいけんさ
)
まで
勤
(
つと
)
めあげるという
約束
(
やくそく
)
で、要吉の父は、水菓子屋の主人から何百円かのお金をかりたのです。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
ある
時
(
とき
)
宰相
(
さいしょう
)
は、
天子
(
てんし
)
さまの
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて
手柄
(
てがら
)
を
立
(
た
)
てたので、ごほうびに
大和
(
やまと
)
、
河内
(
かわち
)
、
伊賀
(
いが
)
の三
箇国
(
かこく
)
を
頂
(
いただ
)
きました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
正三君は
勤
(
つと
)
め大事と考えているし、照彦様がはなすまいとするから、土曜日でも帰宅しないことにきめていた。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
六
号室
(
ごうしつ
)
の
第
(
だい
)
五
番目
(
ばんめ
)
は、
元来
(
もと
)
郵便局
(
ゆうびんきょく
)
とやらに
勤
(
つと
)
めた
男
(
おとこ
)
で、
気
(
き
)
の
善
(
い
)
いような、
少
(
すこ
)
し
狡猾
(
ずる
)
いような、
脊
(
せ
)
の
低
(
ひく
)
い、
瘠
(
や
)
せたブロンジンの、
利発
(
りこう
)
らしい
瞭然
(
はっきり
)
とした
愉快
(
ゆかい
)
な
眼付
(
めつき
)
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
何を
勤
(
つと
)
むといえども
進
(
すす
)
む
事
(
こと
)
疾
(
はや
)
けれどもそのまま怠惰の気発す。これにより武士の風俗善といい難しとぞ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
レイクランヅの少年達は日曜日のお
勤
(
つと
)
めに、交代に彼女のオルガンのポンプを押すことを誇りとした。
水車のある教会
(旧字旧仮名)
/
オー・ヘンリー
(著)
二十二で
伜
(
せがれ
)
の千
吉
(
きち
)
を
生
(
う
)
み、二十六でおせんを
生
(
う
)
んだその
翌年
(
よくねん
)
、
蔵前
(
くらまえ
)
の
質見世
(
しちみせ
)
伊勢新
(
いせしん
)
の
番頭
(
ばんとう
)
を
勤
(
つと
)
めていた
亭主
(
ていしゅ
)
の
仲吉
(
なかきち
)
が、
急病
(
きゅうびょう
)
で
亡
(
な
)
くなった、
幸
(
こう
)
から
不幸
(
ふこう
)
への
逆落
(
さかおと
)
しに
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
まことに
簡単至極
(
かんたんしごく
)
な花ではあるが、これに引き
換
(
か
)
えその白色四
片
(
へん
)
の
苞
(
ほう
)
はたいせつな役目を
勤
(
つと
)
めている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
千八百八十三
年
(
ねん
)
、ペテルブルグの
師範学校
(
しはんがっこう
)
を
卒業
(
そつぎょう
)
したソログーブは、
各地
(
かくち
)
に
移
(
うつ
)
り
住
(
す
)
みながら、
教師
(
きょうし
)
を
勤
(
つと
)
め、
傍
(
かたわ
)
ら
詩
(
し
)
を
作
(
つく
)
っていたが、
間
(
ま
)
もなく
長篇小説
(
ちょうへんしょうせつ
)
『
重苦
(
おもくる
)
しい
夢
(
ゆめ
)
』
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
わたくしどもがはじめ別れて
勤
(
つと
)
めおうたのが、みんな間違うて行ったはじまりのように思われます。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
ハテ
恵比寿麦酒
(
ゑびすびーる
)
の
会社長
(
くわいしやちやう
)
で、
日本
(
にほん
)
で
御用達
(
ごようたし
)
の
発
(
おこ
)
りは、
蛭子
(
ひるこ
)
の
神
(
かみ
)
が始めて
神武天皇
(
じんむてんのう
)
へ戦争の時
弓矢
(
ゆみや
)
と
酒
(
さけ
)
や
兵糧
(
ひやうろう
)
を
差上
(
さしあ
)
げたのが、
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めたのが
恵比須
(
えびす
)
の
神
(
かみ
)
であるからさ。
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私はもう何の因果で此様な人と
夫婦
(
いつしよ
)
になツたんだらうと思いながら、種々義理の絡まツてゐることもあツたんですし、嫌でも
勤
(
つと
)
めるだけのことは勤めなければならない。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
毎日の授業もお
勤
(
つと
)
めだからしかたがなしにやるというふうに、
蒼白
(
あおじろ
)
い不健康な顔ばかりしていた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
はすぐに
自分自身
(
じぶんじしん
)
のために、また
子供達
(
こどもたち
)
の
爲
(
ため
)
めに
働
(
はたら
)
かなければならなかつた。
彼女
(
かのぢよ
)
は
間
(
ま
)
もなく
親戚
(
しんせき
)
に
子供
(
こども
)
を
預
(
あづ
)
けて
土地
(
とち
)
の
病院
(
びやうゐん
)
に
勤
(
つと
)
める
身
(
み
)
となつた。
彼女
(
かのぢよ
)
は
脇目
(
わきめ
)
も
觸
(
ふ
)
らなかつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
白衣
(
はくえ
)
に
袴
(
はかま
)
の
股立
(
もゝだち
)
を取つて、五
色
(
しき
)
の
襷
(
たすき
)
を掛け、白鉢卷に身を固めて、
薙刀
(
なぎなた
)
を打ち振りつゝ、
踊
(
をどり
)
の
露拂
(
つゆはら
)
ひを
勤
(
つと
)
めるのは、小池に取つて
難
(
むづ
)
かしい
業
(
わざ
)
でもなく、二三日の
稽古
(
けいこ
)
で十分であつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
こういう尊い方があるから、その弟の大臣が
過
(
あやま
)
って悪いところへ陥っても、結局自分で真実に
懺悔
(
ざんげ
)
して未来の
大安心
(
だいあんじん
)
を得ようということに
勤
(
つと
)
めるようになったのであろうと私は察しました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
其
(
それ
)
も
其筈
(
そのはづ
)
、
実家
(
さと
)
は
生計向
(
くらしむき
)
も
豊
(
ゆた
)
かに、
家柄
(
いへがら
)
も
相当
(
さうたう
)
に
高
(
たか
)
く、
今年
(
ことし
)
五十
幾許
(
いくつ
)
かの
父
(
ちゝ
)
は
去年
(
きよねん
)
まで
農商務省
(
のうしやうむしやう
)
の
官吏
(
くわんり
)
を
勤
(
つと
)
め、
嫡子
(
ちやくし
)
は
海軍
(
かいぐん
)
の
大尉
(
たいゐ
)
で、
今
(
いま
)
朝日艦
(
あさひかん
)
に
乗組
(
のりく
)
んで
居
(
を
)
り、
光子
(
みつこ
)
は
唯
(
たつ
)
た
一人
(
ひとり
)
の
其妹
(
そのいまうと
)
として
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
五二
百姓
(
おたから
)
は
勤
(
つと
)
めて
穀
(
たなつもの
)
を出し、
工匠等
(
たくみら
)
修
(
つと
)
めてこれを助け、
商賈
(
あきびと
)
務
(
つと
)
めて
此
(
これ
)
を
通
(
かよ
)
はし、おのれおのれが
五三
産
(
なり
)
を
治
(
をさ
)
め家を富まして、
祖
(
みおや
)
を祭り
子孫
(
のち
)
を
謀
(
はか
)
る外、人たるもの何をか
為
(
な
)
さん。
諺
(
ことわざ
)
にもいへり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
一切の奉行を
勤
(
つと
)
め
了
(
お
)
わし、今日まで同地に止まっていたものであろう。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
結婚した当座、じいちゃんのお
勤
(
つと
)
めにうんざりして、ベッド・ワインにアドルムを仕込むようないたずらをしたこともあったけど、そのうちに、そんなこともめんどうくさくなってやめてしまったの。
雪間
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
二十年はおろか三年だって
勤
(
つと
)
め
了
(
おお
)
せる人はないだろう。
チェーホフ序説:――一つの反措定として――
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
神使に
当
(
あた
)
りたる人
潔斎
(
けつさい
)
して役を
勤
(
つと
)
む。
是
(
これ
)
を大夫といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
夕立
(
ゆふだち
)
に
出會
(
であ
)
つたときの
樹陰位
(
こかげぐらゐ
)
の
役
(
やく
)
を
勤
(
つと
)
めるであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
彼は、父親と母親の間で、橋渡しを
勤
(
つと
)
める。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
蛋白質は体中に
入
(
い
)
りて二種の役目を
勤
(
つと
)
む。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
一人
(
ひとり
)
で
如何
(
どう
)
あっても
勤
(
つと
)
めにゃならぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
無言
(
しゞま
)
の
勤
(
つと
)
めも此までぢや。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
勤
(
つと
)
めなればかな。
悲しき玩具
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
もお
厭
(
いと
)
ひ無くて
態々
(
わざ/\
)
と娘の
勤
(
つと
)
め先までも御連れ下さる御心切御
禮
(
れい
)
の申上樣も御座らぬ迄に有難う存じますると云ふを
聞
(
きゝ
)
三次はかぶりを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
神様
(
かみさま
)
のお
道
(
みち
)
を
教
(
おし
)
えたり、
又
(
また
)
時々
(
ときどき
)
はあちこち
見学
(
けんがく
)
にも
連
(
つ
)
れ
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
たり、
心
(
こころ
)
から
好
(
す
)
きでなければとても
小供
(
こども
)
の
世話
(
せわ
)
は
勤
(
つと
)
まる
仕事
(
しごと
)
ではござらぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼
(
かれ
)
は、
雨
(
あめ
)
と
風
(
かぜ
)
の
荒
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
う
渺茫
(
びょうぼう
)
たる
海原
(
うなばら
)
を
想像
(
そうぞう
)
して
感歎
(
かんたん
)
の
声
(
こえ
)
を
放
(
はな
)
ちました。
龍夫
(
たつお
)
の
父親
(
ちちおや
)
は、
南洋
(
なんよう
)
の
会社
(
かいしゃ
)
に
勤
(
つと
)
めていて、その
地
(
ち
)
で
病死
(
びょうし
)
したのです。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
の熊野を
勤
(
つと
)
めた婦人は、このお腰元に
較
(
くら
)
べていたく
品形
(
しなかたち
)
が
劣
(
おと
)
っていたので、なぜあの
瓢箪
(
ひょうたん
)
のようなのがシテをする。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
身
(
み
)
一つと
思
(
おも
)
へば
恨
(
うら
)
みも
出
(
で
)
る、
何
(
なん
)
の
是
(
こ
)
れが
世
(
よ
)
の
勤
(
つと
)
めなり、
殊
(
こと
)
には
是
(
こ
)
れほど
身
(
み
)
がらの
相違
(
さうゐ
)
もある
事
(
こと
)
なれば
人
(
ひと
)
一
倍
(
ばい
)
の
苦
(
く
)
もある
道理
(
だうり
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“勤(
精進
)”の解説
仏教用語としての精進
は、仏教用語のの意訳語。撥音を無表記して「しょうじ」ともいう。漢訳仏典ではと音写して「勤」「」などとも訳す。神道では精進を「そうじ」と読んで物忌と同意に用いる。
八正道では正精進として、四正勤が挙げられている。
(出典:Wikipedia)
勤
常用漢字
小6
部首:⼒
12画
“勤”を含む語句
勤行
出勤
勤務
相勤
恪勤
通勤
勤仕
欠勤
勤労
勤居
勤勉
勤人
勤向
勤王
精勤
忠勤
廻勤
夜勤
勤勞
勤修
...