“龍夫”の読み方と例文
読み方割合
たつお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな冗談じょうだんをいった龍夫たつおは、そのとしあきすえさむくなろうとするおり、急性肺炎きゅうせいはいえんにかかって、ほんとうにんでしまいました。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、あめかぜくる渺茫びょうぼうたる海原うなばら想像そうぞうして感歎かんたんこえはなちました。龍夫たつお父親ちちおやは、南洋なんよう会社かいしゃつとめていて、その病死びょうししたのです。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ラジオは、天気予報てんきよほう時間じかんに、台風たいふうちかづいたことを警告けいこくしていました。源吉げんきちは、龍夫たつおのいた時分じぶんのことをおもした。なんでかれのいったことをわすれよう。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)