“農商務省”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうしょうむしょう50.0%
のうしやうむしやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
糟谷かすやは明治十五年ごろから、足け十二年のあいだ、下総種畜場しもうさしゅちくじょう技師ぎしであった。そのころ種畜場は農商務省のうしょうむしょう所管しょかんであった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
農商務省のうしょうむしょうにもでた、警視庁けいしちょうへもでた。いずれもあまりに位置いちひくいので二年とはいられずやめてしまった。そのうち府下ふか牛乳搾取業者ぎゅうにゅうさくしゅぎょうしゃの一しゅとなって、畜産衛生会ちくさんえいせいかいというものができた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それ其筈そのはづ実家さと生計向くらしむきゆたかに、家柄いへがら相当さうたうたかく、今年ことし五十幾許いくつかのちゝ去年きよねんまで農商務省のうしやうむしやう官吏くわんりつとめ、嫡子ちやくし海軍かいぐん大尉たいゐで、いま朝日艦あさひかん乗組のりくんでり、光子みつこたつ一人ひとり其妹そのいまうととして
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)