“警視庁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいしちょう50.0%
やくしょ12.5%
スコットランドヤード12.5%
プレフェクチュウル12.5%
ヤアド12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
警視庁けいしちょう技師ぎしが、ふいに牛舎ぎゅうしゃ検分けんぶんにきた。いきなり牛舎のまえに車にのりこんできて、すこぶる権柄けんぺいに主人はいるかとどなった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
日比谷公園の正門を駈け出すと、全速力の電車に飛び乗った私は五分も経たないうちに警視庁やくしょの前で飛降りた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかも死因は他殺であったため、博士の近親や友人は、警視庁スコットランドヤードと力を合わせ、犯人の捕縛に努力したけれど、ついに犯人は解らなかった。
木乃伊の耳飾 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
仄聞するところでは、警視庁プレフェクチュウル始まって以来という大捕物になっているというのですが、あたしなぞはいい面の皮、ただもう、アレヨアレヨと逃げ廻っているんですわ。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
これほど社会を震撼しんかんし、しかもこれほど、事件当時のみならず長く以後にわたって、警視庁ヤアド内部はもちろん、あらゆる犯罪学者、あらゆる私設探偵局、あらゆる新聞社の専門的犯罪記者等から
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)