“清浄潔白”のいろいろな読み方と例文
旧字:清淨潔白
読み方割合
しょうじょうけっぱく50.0%
せいじょうけっぱく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間は何の必要があって飯などを食うのか気の知れない動物だ、こうして氷さえかじっていれば清浄潔白しょうじょうけっぱくで何も不足はないじゃないかと云う気になった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
僕は、お前のひたいにキスしたんだ。それに、にんじんは、あの年で、もう邪気じゃき満々まんまんなもんだから、それが純粋な、清浄潔白しょうじょうけっぱくな接吻で、父親が子供にする接吻みたいなものだってことがわからないんだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
「そんなことは無い。ね、鴨田さん、開けた方が貴方あなたのためにもいいですよ。あのタンクだけで、清浄潔白せいじょうけっぱくになるのじゃありませんか」
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「それを侮辱するからしからないのだ。俺を侮辱するばかりでなく、清浄潔白せいじょうけっぱくなお前までも侮辱してかゝるのだ。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)