“六根清浄”の読み方と例文
読み方割合
ろっこんしょうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六根清浄ろっこんしょうじょう、六根清浄、そうして、人生の嶮路けんろを互に手をとり合ってきた道づれが、途中でこごえてしまったようなさびしさを感じた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その水中にて溺死できしするはめでたいように思い、ひとたびその水にて手足を洗えば六根清浄ろっこんしょうじょうとなり、身心のけがれが一時になくなると信じておる。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「切った割に血の出ぬは、むむ、今日は血を流すと、荒神様がたたる日だ。やれ六根清浄ろっこんしょうじょう、切腹をする日でない。」と御見合おみあわせ
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)