“小氣味”の読み方と例文
新字:小気味
読み方割合
こきみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『愚老(ぐらう)も殿樣(とのさま)が守口(もりぐち)で、與力衆(よりきしう)の膽玉(きもだま)をお取(と)り拉(ひし)ぎになつたことを、今(いま)もつて小氣味(こきみ)よく存(ぞん)じて居(を)ります。』
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
報(つぐ)る遠寺(ゑんじ)の鐘(かね)ガウ/\と響(ひゞ)き渡り最(いと)凄然(ものすご)く思はるればさしも強氣(がうき)の者共も小氣味(こきみ)惡々(わる/\)足に任(まか)せて歩行(あゆむ)中(うち)青(あを)き火の光り見えければ彼(あれ)こそ燒場(やきば)の火影(ひかげ)ならんと掃部は先に立て行程に早(はや)隱亡小屋(をんばうごや)に近接(ちかづく)折柄(をりから)道の此方(こなた)なる小笹(をざさ)の冠(かぶ)りし石塔(せきたふ)の蔭(かげ)より一刀閃(ひら)りと引拔稻妻(いなづま)の如く掃部が向う脛(ずね)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
紀(こつな)はなんとも答(こた)へなかつたが、厭(いや)で厭(いや)でたまらないこの土地(とち)の生(なま)ぬるい、齒切(はぎ)れのわるい人間(にんげん)をこツぴどくやつ付(つ)けてくれた殿樣(とのさま)の小氣味(こきみ)のよい言葉(ことば)が、氣持(きも)ちよく耳(みゝ)の穴(あな)へ流(なが)れ込(こ)んで
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)