“惡々”のいろいろな読み方と例文

新字：悪々

読み方	割合
にく／＼	50.0%
わる／＼	50.0%

にく／＼

彼（かれ）は惡々（にく／＼）しさうに唾（つば）でも吐（は）つ掛（か）けるやうな口付（くちつ）きをして。

六号室 (旧字旧仮名) ／ アントン・チェーホフ(著)

わる／＼

報（つぐ）る遠寺（ゑんじ）の鐘（かね）ガウ／＼と響（ひゞ）き渡り最（いと）凄然（ものすご）く思はるればさしも強氣（がうき）の者共も小氣味（こきみ）惡々（わる／＼）足に任（まか）せて歩行（あゆむ）中（うち）青（あを）き火の光り見えければ彼（あれ）こそ燒場（やきば）の火影（ひかげ）ならんと掃部は先に立て行程に早（はや）隱亡小屋（をんばうごや）に近接（ちかづく）折柄（をりから）道の此方（こなた）なる小笹（をざさ）の冠（かぶ）りし石塔（せきたふ）の蔭（かげ）より一刀閃（ひら）りと引拔稻妻（いなづま）の如く掃部が向う脛（ずね）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

惡	部首:⼼ 12画
々	3画