“近接”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかづく50.0%
じき/\25.0%
ネーエ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こはかの悪僕八蔵が、泰助に尾し来りて、十分油断したるを計り、狙撃ねらいうちしたりしなり。僥倖さいわいに鏡を見る時、後に近接ちかづく曲者映りて、さてはと用心したればこそ身を全うし得たるなれ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたくしどもは近接じき/\にお馴染かと仰ゃる方もございましょうが、明治の御代に生きているものがなか/\思いもよらぬことで、今をること四百十八年も前で後土御門ごつちみかど帝の御代しろしめすころ
久しい間唯求めるばかりで感ずることが出來なかつた神の近接ネーエを感じ得たやうな氣がして來た。
三太郎の日記 第三 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)