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こきみ
ふりがな文庫
“こきみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
小気味
66.7%
小氣味
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小気味
(逆引き)
「
柏木
(
かしわぎ
)
には危険人物がある、大杉一味の主義者を往来へ
列
(
なら
)
べて置いて、
片端
(
かたっぱし
)
からピストルでストンストン打ったら
小気味
(
こきみ
)
が
宜
(
よ
)
かろう」とパルチザン然たる
気焔
(
きえん
)
を
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
正体を現わした人獣は、赤い唇を、ペロペロと
舐
(
な
)
めながら、さも
小気味
(
こきみ
)
よげに、ニヤニヤと笑い出した。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
こきみ(小気味)の例文をもっと
(4作品)
見る
小氣味
(逆引き)
『
愚老
(
ぐらう
)
も
殿樣
(
とのさま
)
が
守口
(
もりぐち
)
で、
與力衆
(
よりきしう
)
の
膽玉
(
きもだま
)
をお
取
(
と
)
り
拉
(
ひし
)
ぎになつたことを、
今
(
いま
)
もつて
小氣味
(
こきみ
)
よく
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
ります。』
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
報
(
つぐ
)
る
遠寺
(
ゑんじ
)
の
鐘
(
かね
)
ガウ/\と
響
(
ひゞ
)
き渡り
最
(
いと
)
凄然
(
ものすご
)
く思はるればさしも
強氣
(
がうき
)
の者共も
小氣味
(
こきみ
)
惡々
(
わる/\
)
足に
任
(
まか
)
せて
歩行
(
あゆむ
)
中
(
うち
)
青
(
あを
)
き火の光り見えければ
彼
(
あれ
)
こそ
燒場
(
やきば
)
の
火影
(
ひかげ
)
ならんと掃部は先に立て行程に
早
(
はや
)
隱亡小屋
(
をんばうごや
)
に
近接
(
ちかづく
)
折柄
(
をりから
)
道の
此方
(
こなた
)
なる
小笹
(
をざさ
)
の
冠
(
かぶ
)
りし
石塔
(
せきたふ
)
の
蔭
(
かげ
)
より一刀
閃
(
ひら
)
りと引拔
稻妻
(
いなづま
)
の如く掃部が向う
脛
(
ずね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
紀
(
こつな
)
はなんとも
答
(
こた
)
へなかつたが、
厭
(
いや
)
で
厭
(
いや
)
でたまらないこの
土地
(
とち
)
の
生
(
なま
)
ぬるい、
齒切
(
はぎ
)
れのわるい
人間
(
にんげん
)
をこツぴどくやつ
付
(
つ
)
けてくれた
殿樣
(
とのさま
)
の
小氣味
(
こきみ
)
のよい
言葉
(
ことば
)
が、
氣持
(
きも
)
ちよく
耳
(
みゝ
)
の
穴
(
あな
)
へ
流
(
なが
)
れ
込
(
こ
)
んで
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
勤
(
つとめ
)
たる願山とは汝かことかハテサア驚くな其方が白状せぬ前に汝の
兄
(
あに
)
切首
(
きりくび
)
の多兵衞が
殘
(
のこ
)
らず白状して
仕舞
(
しまつ
)
たは何も
今更
(
いまさら
)
隱
(
かく
)
すには及ばぬイヤ
汝
(
おの
)
れは
勿々
(
なか/\
)
並々
(
なみ/\
)
の
奴
(
やつ
)
ではないコレ願山能承まはれ汝が兄の多兵衞は
潔
(
さつぱ
)
りとして
小氣味
(
こきみ
)
の
能
(
よい
)
奴
(
やつ
)
ぢや其方も
兄
(
あに
)
の通りすツぱりと白状せよ主税之助に
頼
(
たの
)
まれ島の
死骸
(
しがい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
こきみ(小氣味)の例文をもっと
(2作品)
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