きよら)” の例文
耳の濁りという。古今に通ぜぬくせに、我意ばかり猛々たけだけしい。これを情操の濁りと申す。日々坐臥ざがの行状は、一としてきよらかなるなく、一として放恣ほうしならざるはない。これ肉体の濁りである
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)