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黄泉
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よみじ
ふりがな文庫
“
黄泉
(
よみじ
)” の例文
黄泉
(
よみじ
)
の風は、それらの悲壮な群集を吹き送り吹き返し、吹きふくらし吹き散らす。およそ混戦とは何物であるか。一つの
擺動
(
はいどう
)
である。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
この青年こそ
黄泉
(
よみじ
)
から派遣された彼の
救主
(
すくいぬし
)
ではないかと思われた。張りつめていた心が、隅からほぐれて行って、
縋
(
すが
)
りつき度い様な、甘い涙がこみ上げて来た。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
よいか! 聞こえたか、銀五郎! 法月弦之丞の今日の誓い、これを
黄泉
(
よみじ
)
の
餞別
(
はなむけ
)
として受けてくれい……
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お、お、親分か——よ、
黄泉
(
よみじ
)
の障りだ、き、聞いてくれ——。」
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
黄泉
(
よみじ
)
の台どころを嗅ぎ当てていたのかと不思議に思った。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
▼ もっと見る
「
弓弦
(
ゆんずる
)
荘殺人事件」は古代
鎧
(
よろい
)
の
籠手
(
こて
)
の神秘飛行が、「
黄泉
(
よみじ
)
帰り」には死者再現の神秘が取扱われている。
探偵小説の「謎」
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「死神につかれた軍が、またも
黄泉
(
よみじ
)
へ急いで来つるぞ。
冥途
(
めいど
)
の
扉
(
と
)
を開けてやれ」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
底知れぬ暗闇と共に、
黄泉
(
よみじ
)
の静寂が、全世界を領していました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“黄泉”の意味
《名詞》
(こうせん)地下の泉。
(こうせん)地下にあり、死者が行くとされる世界。
(出典:Wiktionary)
“黄泉”の解説
黄泉(よみ、おみ)とは、日本神話や聖書における死者の世界のこと。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“黄泉”で始まる語句
黄泉比良坂
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黄泉路
黄泉醜女
黄泉國
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黄泉戸喫
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黄泉戸