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黄泉
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あのよ
ふりがな文庫
“
黄泉
(
あのよ
)” の例文
また恐ろしい人買いなどに捕えられないものでもなし、それより
綺麗
(
きれい
)
なこの湖水へいっそ身を投げ死んだなら、
黄泉
(
あのよ
)
の実の母様にお目にかかることも出来ようかと……
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
事
(
こと
)
新
(
あた
)
らしく今更に道十郎が後家に
告口
(
つげぐち
)
なし此長庵が
命
(
いのち
)
を
縮
(
ちゞ
)
めさせたるは忝け
無
(
ない
)
共
(
とも
)
嬉
(
うれ
)
しいとも
禮
(
れい
)
が
言盡
(
いひつく
)
されぬ故今は
括
(
くゝ
)
られた身の
自由
(
じいう
)
成
(
なら
)
ねば
孰
(
いづ
)
れ
黄泉
(
あのよ
)
から
汝
(
おのれ
)
も直に取殺し共に
冥土
(
めいど
)
へ
連
(
つれ
)
て
行
(
ゆき
)
禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
母上は
黄泉
(
あのよ
)
に行かれた。
一月一日
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
こんなに焦れている私達、一緒になれないでどうしましょう。美しい
黄泉
(
あのよ
)
で、魂と魂と……
柳営秘録かつえ蔵
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
思ひ
込
(
こみ
)
斯
(
かく
)
の
始末
(
しまつ
)
に及びし事御
詫
(
わび
)
は程なく
黄泉
(
あのよ
)
にて申上てと
伏拜
(
ふしをが
)
み夫より一
散
(
さん
)
に南の町奉行所へ
駈込
(
かけこみ
)
私しは主殺しの
大罪人
(
だいざいにん
)
御定法
(
ごぢやうはふ
)
の御
仕置
(
しおき
)
願奉つると申たてければ役人共は一時
發狂人
(
はつきやうにん
)
と思ひしが
容易
(
ようい
)
ならざる
訴
(
うつた
)
へなれば
直
(
すぐ
)
に一通り
調
(
しら
)
べ有て
繩
(
なは
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
と云うのは何んでも夜になると、その鳰鳥は
一瞬間
(
ほんのひととき
)
、
現世
(
このよ
)
から
黄泉
(
あのよ
)
へ行くそうじゃ。言い換えるとつまり死ぬのじゃな。そうして
一旦
(
いったん
)
死んで置いて、それから間もなく生き返るそうじゃ。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“黄泉”の意味
《名詞》
(こうせん)地下の泉。
(こうせん)地下にあり、死者が行くとされる世界。
(出典:Wiktionary)
“黄泉”の解説
黄泉(よみ、おみ)とは、日本神話や聖書における死者の世界のこと。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“黄泉”で始まる語句
黄泉比良坂
黄泉国
黄泉路
黄泉醜女
黄泉國
黄泉神
黄泉戸喫
黄泉軍
黄泉道守
黄泉戸