“御定法”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじょうほう83.3%
ごぢやうはふ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一応も二応も細密なお白洲吟味しらすぎんみにかけた上で、踏むべき筋道を踏んでから、初めて一切を取りしきるのが御定法ごじょうほうの筈です。
まさか、お追放ついほうとはゆかないけれど、獄門ごくもんのところを遠島えんとうぐらいにはなるのは御定法ごじょうほうとされている。——つまらない眼にったのはおまえさんさ。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思ひこみかく始末しまつに及びし事御わびは程なく黄泉あのよにて申上てと伏拜ふしをがみ夫より一さんに南の町奉行所へ駈込かけこみ私しは主殺しの大罪人だいざいにん御定法ごぢやうはふの御仕置しおき願奉つると申たてければ役人共は一時發狂人はつきやうにんと思ひしが容易よういならざるうつたへなればすぐに一通り調しらべ有てなは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
能承まはれ今其方が申儀は實父じつぷ富右衞門には孝行かうかうの樣成れ共養母へたい實母じつぼへ對しても孝行には非ずして却て不孝ふかうと云者なり其方そのはうが名代に立と言たりとて親富右衞門がオイそれと承知もすまじ殊に天下の御定法ごぢやうはふとして然樣に自由なることは出來るものに非ずしひて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)