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御両方
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おふたかた
ふりがな文庫
“
御両方
(
おふたかた
)” の例文
旧字:
御兩方
御両方
(
おふたかた
)
無言にて頷きたまえば、再び矢島に
導
(
みちびか
)
れ、門を出でて三拝せしが、見送る人眼のあらずなれば、ニヤニヤと笑うて、ペロリと舌。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私
(
わたくし
)
は
其
(
そ
)
の
後
(
ご
)
幾度
(
いくたび
)
も
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
に
参
(
まい
)
り、そして
幾度
(
いくたび
)
も
御両方
(
おふたかた
)
にお
目
(
め
)
にかかって
居
(
お
)
りますので、
幾分
(
いくぶん
)
その
辺
(
へん
)
の
事情
(
じじょう
)
には
通
(
つう
)
じて
居
(
い
)
るつもりでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
御両方
(
おふたかた
)
とも
黄泉
(
こうせん
)
の客となられた場合、私がこのはなしをしたとて、さして
差
(
さ
)
し
閊
(
つか
)
えもないことかと思うばかりでなく、かえってこのはなしは、刀自の素性について世間の噂が全く間違って
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
何分
(
なにぶん
)
にも
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
の
事
(
こと
)
はあまりにも
奥
(
おく
)
が
深
(
ふか
)
く、
私
(
わたくし
)
にもまだ
御両方
(
おふたかた
)
の
関係
(
かんけい
)
がよく
判
(
わか
)
って
居
(
お
)
りませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
睦
(
むつま
)
じやかなる
談話
(
はなし
)
の花を、心無くも吹散らす、疾風一陣障子を開けて、お丹例のごとく帯もしめず、今起き出でたる風情にて、乱れ姿に
広袖
(
どてら
)
を
引懸
(
ひっか
)
け、不作法に
入来
(
いりきた
)
りて、
御両方
(
おふたかた
)
の身近に寄り
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“御両”で始まる語句
御両人
御両親
御両人様
御両君
御両所
御両人共
御両親様