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りょうほう
ふりがな文庫
“
両方
(
りょうほう
)” の例文
旧字:
兩方
王
(
みこ
)
はどんどん土をかけられて、
腰
(
こし
)
までお埋められになったとき
両方
(
りょうほう
)
のお目の玉が飛び出して、それなり死んでおしまいになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
両方
(
りょうほう
)
の
軽業師
(
かるわざし
)
のするのを
見
(
み
)
たものは、
頭
(
あたま
)
をかしげました。それほど、この
二人
(
ふたり
)
の
芸
(
げい
)
は、
人間
(
にんげん
)
ばなれがしているといってよかったのです。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
とさけびましたが、もう
追
(
お
)
っつきませんでした。
両方
(
りょうほう
)
のほおへ二つ
瘤
(
こぶ
)
をぶら
下
(
さ
)
げて、おいおい
泣
(
な
)
きながら、山を
下
(
くだ
)
って行きました。
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ペッ、ペッ、口のつばきを
吐
(
は
)
きちらして、こんどは、
洗
(
あら
)
いかけていた
焔硝
(
えんしょう
)
いぶりの顔のしずくを
両方
(
りょうほう
)
の
袖
(
そで
)
で
拭
(
ふ
)
きまわしている……。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのへんは、
単線
(
たんせん
)
で、
一筋
(
ひとすじ
)
の
線路
(
せんろ
)
きりありませんでした。
両方
(
りょうほう
)
から汽車が走ってくれば、ましょうめんから
衝突
(
しょうとつ
)
するばかりです。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
▼ もっと見る
そしてその
涙
(
なみだ
)
が、
王子
(
おうじ
)
の
眼
(
め
)
へ
入
(
はい
)
ると、
忽
(
たちま
)
ち
両方
(
りょうほう
)
の
眼
(
め
)
が
明
(
あ
)
いて、
前
(
まえ
)
の
通
(
とお
)
り、よく
見
(
み
)
えるようになりました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
シューラは
急
(
いそ
)
いでポケットの中から、この
年頃
(
としごろ
)
の男の子につきものになっている
他愛
(
たあい
)
のない
品々
(
しなじな
)
を、すっかり出して見せた——それから
両方
(
りょうほう
)
のポケットもひっくり
返
(
かえ
)
した。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
ジョバンニはまだ
熱
(
あつ
)
い
乳
(
ちち
)
の
瓶
(
びん
)
を
両方
(
りょうほう
)
のてのひらで
包
(
つつ
)
むようにもって
牧場
(
ぼくじょう
)
の
柵
(
さく
)
を出ました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
評判娘
(
ひょうばんむすめ
)
のおせんちゃんだ。
両方
(
りょうほう
)
揚
(
あ
)
げて
悪
(
わる
)
かったら、
片
(
かた
)
ッ
方
(
ぽう
)
だけでもようがしょう」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
あるとき、
隣
(
となり
)
の
国
(
くに
)
と
戦争
(
せんそう
)
をしました。それは、いままでにない
大
(
おお
)
きな
戦争
(
せんそう
)
でありました。そして
両方
(
りょうほう
)
の
国
(
くに
)
の
兵隊
(
へいたい
)
が、たくさん
死
(
し
)
にました。
強い大将の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私の汽車から、
火夫
(
かふ
)
が一人おりていきました。見ると、
向
(
むこ
)
うの汽車からも
火夫
(
かふ
)
が一人おりてきます。
両方
(
りょうほう
)
からやっていきました。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
どちらも
負
(
ま
)
けず
劣
(
おと
)
らぬえらい
力
(
ちから
)
でしたから、えいやえいや、
両方
(
りょうほう
)
で
頭
(
あたま
)
の
引
(
ひ
)
っ
張
(
ぱ
)
りこをしているうちに、
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けかかって、
鶏
(
にわとり
)
が
鳴
(
な
)
きました。
雷のさずけもの
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そうほうの
仲
(
なか
)
に
板挟
(
いたばさ
)
みとなって、ややしばらく、
腕
(
うで
)
をくんでしまったが、やがて、
大久保
(
おおくぼ
)
がたの者と
忍剣
(
にんけん
)
たちの
両方
(
りょうほう
)
へ
対
(
たい
)
して
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なんとも
言
(
い
)
えずさびしい気がして、ぼんやりそっちを見ていましたら、
向
(
む
)
こうの
河岸
(
かわぎし
)
に二本の
電信
(
でんしん
)
ばしらが、ちょうど
両方
(
りょうほう
)
から
腕
(
うで
)
を組んだように赤い
腕木
(
うでぎ
)
をつらねて立っていました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そういって、
旅人
(
たびびと
)
は、
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したように、
両方
(
りょうほう
)
のたもとをさぐり、また、ふところなどを
探
(
さが
)
して
困
(
こま
)
ったなというような
顔
(
かお
)
つきをしたのです。
その日から正直になった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といいながらうりを
割
(
わ
)
りますと、中には
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
小蛇
(
こへび
)
が一
匹
(
ぴき
)
入
(
はい
)
っていました。
見
(
み
)
ると
忠明
(
ただあきら
)
のうった
針
(
はり
)
が、ちゃんと
両方
(
りょうほう
)
の目にささっていました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
両方
(
りょうほう
)
からぶっつからないうちにとめる、そのわずかなかねあいです。私たちはもう生きた
心地
(
ここち
)
もしませんでした。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
両方
(
りょうほう
)
のあいだに立って、かれがとうわくの
腕
(
うで
)
ぐみをかたくむすんだ時
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蟻の子供らが
両方
(
りょうほう
)
から帰ってきました。
ありときのこ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかし、そのときの
寒
(
さむ
)
さというものは
一通
(
ひととお
)
りでなくて、
目
(
め
)
から
出
(
で
)
た
涙
(
なみだ
)
は、すぐに
凍
(
こお
)
って
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
はふさがってしまいました。
春になる前夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それだけでもふしぎなのに、その
茶
(
ちゃ
)
がまの
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
が
両方
(
りょうほう
)
の
手
(
て
)
に
唐傘
(
からかさ
)
をさして
扇
(
おうぎ
)
を
開
(
ひら
)
いて、
綱
(
つな
)
の上に
両足
(
りょうあし
)
をかけました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
すずめは
足
(
あし
)
をあげて
目
(
め
)
をぬぐおうとしましたが、このときは、はや
両方
(
りょうほう
)
の
足
(
あし
)
が
枝
(
えだ
)
の
上
(
うえ
)
に
縛
(
しば
)
りつけられたように、
凍
(
こお
)
りついて
離
(
はな
)
れませんでした。
春になる前夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
娘
(
むすめ
)
のふた
親
(
おや
)
は、もうとても
助
(
たす
)
かる
見込
(
みこ
)
みがないとあきらめて、
両方
(
りょうほう
)
の
眼
(
め
)
を
泣
(
な
)
きはらしていました。
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そして、それで
火
(
ひ
)
がきえてしまうのだ。なぜって、
両方
(
りょうほう
)
からの
火
(
ひ
)
で、
空気
(
くうき
)
があつくなって、まん
中
(
なか
)
の
空気
(
くうき
)
がなくなるからだ。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
両方
(
りょうほう
)
西
(
にし
)
と
東
(
ひがし
)
に
分
(
わ
)
かれてにらみ
合
(
あ
)
って、
今
(
いま
)
にも
飛
(
と
)
びかかろう、
食
(
く
)
いかかろうと、すきをねらっているところへ、ひょっこりお
寺
(
てら
)
の
和尚
(
おしょう
)
さんが、
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いて
仲裁
(
ちゅうさい
)
にやって
来
(
き
)
ました。
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おじいさんか……。」といって、
若者
(
わかもの
)
は、
顔
(
かお
)
をのぞくと、いつのまにかひどくおいぼれて、
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
が
腐
(
くさ
)
っていました。
なつかしまれた人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大工
(
だいく
)
は
急
(
きゅう
)
にこわくなって、そっと
両方
(
りょうほう
)
の目をおさえました。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
さびしい
山
(
やま
)
の
間
(
あいだ
)
で、
両方
(
りょうほう
)
には
松
(
まつ
)
の
木
(
き
)
や、いろいろな
雑木
(
ぞうき
)
のしげった
山
(
やま
)
が
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
っていました。そして、ただ
一筋
(
ひとすじ
)
の
細
(
ほそ
)
い
路
(
みち
)
が
谷
(
たに
)
の
間
(
あいだ
)
についていました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、もう
冬
(
ふゆ
)
に
近
(
ちか
)
い、
朝
(
あさ
)
のことでした。一ぴきのとんぼは、
冷
(
つめ
)
たい
地
(
つち
)
の
上
(
うえ
)
に
落
(
お
)
ちて、じっとしていました。
両方
(
りょうほう
)
の
羽
(
はね
)
は
夜露
(
よつゆ
)
にぬれてしっとりとしている。
寒い日のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はきはき
話
(
はなし
)
をしていた
秀
(
ひで
)
ちゃんは、
急
(
きゅう
)
に
口
(
くち
)
をつぐんで、
両方
(
りょうほう
)
のほおを
紅
(
あか
)
くしながら、
達
(
たっ
)
ちゃんの
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
ました。そして、
笑
(
わら
)
って、さすがにだまっていました。
二少年の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、おばあさんもまたしあわせな
人
(
ひと
)
ではありませんでした。ふと
目
(
め
)
を
患
(
わずら
)
って、それがだんだん
悪
(
わる
)
くなって、ついに
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
とも
見
(
み
)
えなくなってしまったのです。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
たちの
見
(
み
)
たのは、
白
(
しろ
)
い
小
(
ちい
)
さなおじいさんでした。」と、
両方
(
りょうほう
)
の
運転手
(
うんてんしゅ
)
は、はっきりと
答
(
こた
)
えました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ここは
都
(
みやこ
)
から
遠
(
とお
)
い、
国境
(
こっきょう
)
であります。そこには
両方
(
りょうほう
)
の
国
(
くに
)
から、ただ
一人
(
ひとり
)
ずつの
兵隊
(
へいたい
)
が
派遣
(
はけん
)
されて、
国境
(
こっきょう
)
を
定
(
さだ
)
めた
石碑
(
せきひ
)
を
守
(
まも
)
っていました。
大
(
おお
)
きな
国
(
くに
)
の
兵士
(
へいし
)
は
老人
(
ろうじん
)
でありました。
野ばら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のことです。りっぱな、お
嬢
(
じょう
)
さまの
馬車
(
ばしゃ
)
が
門
(
もん
)
の
前
(
まえ
)
に
止
(
と
)
まると、お
嬢
(
じょう
)
さまは、
黒髪
(
くろかみ
)
を
両方
(
りょうほう
)
のふくよかな
肩
(
かた
)
に
乱
(
みだ
)
した、
半裸体
(
はんらたい
)
の
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
をつれて、お
家
(
うち
)
の
中
(
なか
)
へはいられました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あくる
日
(
ひ
)
の
晩
(
ばん
)
は、あまり
両方
(
りょうほう
)
とも、
前夜
(
ぜんや
)
のようにはよく
光
(
ひか
)
りませんでした。
自然
(
しぜん
)
を
家
(
いえ
)
として、
川
(
かわ
)
の
上
(
うえ
)
や、
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
んでいるものを、
狭
(
せま
)
いかごの
中
(
なか
)
にいれたせいでもありましょう。
海ぼたる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同時
(
どうじ
)
に、
彼
(
かれ
)
は、
戦時
(
せんじ
)
日本
(
にっぽん
)
の
勇敢
(
ゆうかん
)
な
少年工
(
しょうねんこう
)
であったのです。
急
(
きゅう
)
に、
彼
(
かれ
)
の
足
(
あし
)
には
力
(
ちから
)
が
入
(
はい
)
ったし、
両方
(
りょうほう
)
の
腕
(
うで
)
は、
堅
(
かた
)
くなりました。
町
(
まち
)
へ
入
(
はい
)
ると、ラジオの
愛馬進軍歌
(
あいばしんぐんか
)
がきこえてきました。
夕焼けがうすれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
顔
(
かお
)
もはっきりとわからなかったが、どうやら
女
(
おんな
)
は
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
とも
見
(
み
)
えなかったようです。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
広
(
ひろ
)
い
野原
(
のはら
)
はしんとして、だれ
一人
(
ひとり
)
通
(
とお
)
るものもなかったのです。
黒
(
くろ
)
い
常磐木
(
ときわぎ
)
の
森
(
もり
)
が
向
(
む
)
こうに
黙
(
だま
)
って
浮
(
う
)
きでています。
風
(
かぜ
)
が
中空
(
なかぞら
)
をかすめて、
両方
(
りょうほう
)
の
耳
(
みみ
)
が
切
(
き
)
れるように
寒
(
さむ
)
かったのであります。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
信吉
(
しんきち
)
は、
手紙
(
てがみ
)
を
懐
(
ふところ
)
にしまって、
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
を
赤
(
あか
)
くしながら、しばたいていました。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いま
換
(
か
)
えたのでは、
両方
(
りょうほう
)
で
損
(
そん
)
がゆく。
金
(
かね
)
さえたくさんつけてもらえば、
換
(
か
)
えないこともないが、この
冬
(
ふゆ
)
、うんとまぐさを
食
(
く
)
わして
休
(
やす
)
ませておやんなさい。そうすれば、まだ
来年
(
らいねん
)
も
働
(
はたら
)
かされる。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小僧
(
こぞう
)
は、
主人
(
しゅじん
)
にいいつかって、
両方
(
りょうほう
)
のかごに
幾
(
いく
)
つかのすいかを
分
(
わ
)
けていれました。それをかついで、
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
売
(
う
)
って
歩
(
ある
)
きました。また、さびしい
屋敷町
(
やしきまち
)
の
方
(
ほう
)
へと、はいっていったのであります。
初夏の不思議
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
徳
(
とく
)
ちゃんは、なかなかのひょうきんもので、
両方
(
りょうほう
)
の
親指
(
おやゆび
)
を
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れ、二
本
(
ほん
)
のくすり
指
(
ゆび
)
で、あかんべいをして、ひょっとこの
面
(
めん
)
をしたり、はんにゃの
似顔
(
にがお
)
をして
見
(
み
)
せて、よく
人
(
ひと
)
を
笑
(
わら
)
わせました。
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
圃
(
はたけ
)
には、
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いていましたから、その
花
(
はな
)
を
訪
(
たず
)
ねて、
山
(
やま
)
から
小鳥
(
ことり
)
が
飛
(
と
)
んできたのだろうと
思
(
おも
)
って、いいなき
声
(
ごえ
)
のする
方
(
ほう
)
を
見向
(
みむ
)
きますと、おじいさんが、たくさんの
鳥
(
とり
)
かごをさおの
両方
(
りょうほう
)
にぶらさげて
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夫
(
おっと
)
は
病気
(
びょうき
)
をして
死
(
し
)
んでしまいました。まもなく
私
(
わたし
)
は
目
(
め
)
を
患
(
わずら
)
って、
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
とも
見
(
み
)
えなくなってしまいました。
私
(
わたし
)
は、
二人
(
ふたり
)
の
子供
(
こども
)
を
親類
(
しんるい
)
にあずけました。その
親類
(
しんるい
)
は、しんせつではありませんでした。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
弟
(
おとうと
)
は、
黙
(
だま
)
っていました。
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
から
涙
(
なみだ
)
が
光
(
ひか
)
って
流
(
なが
)
れました。
村の兄弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
女乞食
(
おんなこじき
)
は、たちまち、
両方
(
りょうほう
)
の
目
(
め
)
いっぱいに、
涙
(
なみだ
)
をためて
奥さまと女乞食
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
両方
(
りょうほう
)
の
羽
(
はね
)
は、
暴風
(
あらし
)
にあったとみえて
疲
(
つか
)
れていました。
小さな赤い花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
図画
(
ずが
)
の
先生
(
せんせい
)
は、
両方
(
りょうほう
)
の
言
(
い
)
い
分
(
ぶん
)
をきいていられたが
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“両”で始まる語句
両
両親
両人
両手
両肱
両側
両眼
両国
両掌
両膝