“忠明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただあき50.0%
ただあきら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お光は治郎右衛門忠明ただあきめいである。彼が一刀流の伝をうけた師の弥五郎一刀斎のめかけの子をひき取って育てたのだ——と陰でいう者もある。或は、そうかも知れないし、嘘かもしれなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小野治郎右衛門じろうえもん忠明ただあきとかえたのである。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
といいながらうりをりますと、中にはあんじょう小蛇こへびが一ぴきはいっていました。ると忠明ただあきらのうったはりが、ちゃんと両方りょうほうの目にささっていました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ぼうさんが承知しょうちして珠数じゅずをつまぐりながら、なにいのりはじめますと、不思議ふしぎにもうりがむくむくとうごしました。さてこそあやしいうりだというので、お医者いしゃ忠明ただあきら針療治はりりょうじ使つかはりして
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)