あば)” の例文
逆上し切ってお先真暗なことに於て、あばうまばかりを笑われませんでした。幾分の余裕を存して追いかけて来たつもりの米友自身すらも、この時分はかなり目先がもうげんじていました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)