“奔出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんしゅつ60.0%
ほとば20.0%
ほんしゆつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで先ず試みに一微風を漏脱ろうだつしたところ、ことごとく思量に反して、あとはもはや大流風の思うがままの奔出ほんしゅつを防ぎかける手段てだてもなかった。
閑山 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
とオースチン老師は黙然と牢口にたたずんだが、小脇に抱えていた幻灯機械をやおら牢内へ差し向けるとパッと光を奔出ほとばしらせた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
平次が指さした壁の上、丁度二人の歸り途をふさぐやうに、どつと一條の巨大な水柱が奔出ほんしゆつして來たのです。