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奔出
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ほんしゅつ
ふりがな文庫
“
奔出
(
ほんしゅつ
)” の例文
そこで先ず試みに一微風を
漏脱
(
ろうだつ
)
したところ、ことごとく思量に反して、あとはもはや大流風の思うがままの
奔出
(
ほんしゅつ
)
を防ぎかける
手段
(
てだて
)
もなかった。
閑山
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
平次が指さした壁の上、ちょうど二人の帰り
途
(
みち
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐように、どっと一条の巨大な水柱が
奔出
(
ほんしゅつ
)
して来たのです。
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
斬り開かれた腹部から中庭の石に
臓腑
(
ぞうふ
)
がつかみ出されていたにかかわらず、どくっどくっと、死直後の
惰力
(
だりょく
)
的
動悸
(
どうき
)
を打って、あたたかい血を
奔出
(
ほんしゅつ
)
させていた。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
奔
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“奔”で始まる語句
奔
奔走
奔馬
奔放
奔騰
奔湍
奔流
奔馳
奔命
奔逸