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惰力
ふりがな文庫
“惰力”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
だりょく
77.8%
だりよく
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だりょく
(逆引き)
土埃をたてて斜面を
駈
(
か
)
け下ると、
惰力
(
だりょく
)
で危うく池の中に飛びこみそうになったが、岸にある
無花果
(
いちじく
)
の樹にようやくつかまった。顔見合わせ大声立てて笑った。
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
斬り開かれた腹部から中庭の石に
臓腑
(
ぞうふ
)
がつかみ出されていたにかかわらず、どくっどくっと、死直後の
惰力
(
だりょく
)
的
動悸
(
どうき
)
を打って、あたたかい血を
奔出
(
ほんしゅつ
)
させていた。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
惰力(だりょく)の例文をもっと
(7作品)
見る
だりよく
(逆引き)
動止
(
うごきや
)
んだ
赤茶
(
あかちや
)
けた
三俵法師
(
さんだらぼふし
)
が、
私
(
わたし
)
の
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
に、
惰力
(
だりよく
)
で、
毛筋
(
けすぢ
)
を、ざわ/\とざわつかせて、うツぷうツぷ
喘
(
あへ
)
いで
居
(
ゐ
)
る。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
困
(
こま
)
つたものだとは
思
(
おも
)
ひながらも、
一
(
ひと
)
つは
習慣
(
しふくわん
)
の
惰力
(
だりよく
)
でとう/\五
個月間
(
かげつかん
)
やりつゞけた。さうすると、どうだらう。
或日
(
あるひ
)
先方
(
せんぱう
)
の
奴
(
やつ
)
が
突然
(
とつぜん
)
僕
(
ぼく
)
の
内
(
うち
)
にやつて
來
(
き
)
て……
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
惰力(だりよく)の例文をもっと
(2作品)
見る
“惰力”の意味
《名詞》
惰性の力。
(出典:Wiktionary)
惰
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“惰”で始まる語句
惰
惰気
惰弱
惰眠
惰性
惰勢
惰民
惰夫
惰鴉
惰者
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惰性力
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堺利彦
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中里介山
泉鏡太郎
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菊池寛
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芥川竜之介