“惰弱”の読み方と例文
読み方割合
だじゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惰弱だじゃくな、雷同的な人気商売の部分を利用して、悪い遊戯を流行させるのがちかみちだという昔の歴史を聞いたことがある。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
だから、おまえの家の家族なども、贅沢ぜいたく惰弱だじゃくで我儘で、先人の艱苦などは、夢にも知らん。時々、連れて来て、家族共にも、飲ませるがよいぞ
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これに反して上士はいにしえより藩中無敵の好地位をしむるが為に、漸次ぜんじ惰弱だじゃくおちいるは必然のいきおい、二、三十年以来
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)