“惰勢”の読み方と例文
読み方割合
だせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と坂の勾配こうばいに、惰勢だせいのついた行き足を止めて、ふりかえるや、その真眉間まみけん
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、すぐよしてしまうのは、やはり惜しいような気がして、意志の力でというよりは、むしろ惰勢だせいで走りつづけていました。そのうちに、ふと眼にうつったのは一本の大きな立木でした。
青年の思索のために (新字新仮名) / 下村湖人(著)