“ほとば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
97.9%
奔出2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし不動のその姿からは形容に絶した一道の殺気が鬱々うつうつとしてほとばしっている。どだい武道から云う時はまるで勝負にはならないのであった。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そうでなしと争う可き余地もない程に述べ来るは全く熱心のほとばしりて知らず知らず茲に至る者と見える、余は唯聞き惚れて一言をもさしはさまぬ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
とオースチン老師は黙然と牢口にたたずんだが、小脇に抱えていた幻灯機械をやおら牢内へ差し向けるとパッと光を奔出ほとばしらせた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)